初めてのFlask①〜ファイル構成とコード記述〜

flaskのインストールとファイル準備
1. flaskのインストール
2. ファイルの準備
コードの記述
実行方法

flaskのインストールとファイル準備

flaskのインストール

今回は仮想環境としてpipenvを使用するので以下のようにインストールします。

作業ディレクトリ内で以下のコマンドを実行してインストールしてください。

pipenv install flask

ファイルの準備

初めに基本となるファイルを準備します。

以下のような構成が最低限となります。

.
├── app
│   ├── app.py
│   ├── static
│   │   ├── css
│   │   └── images
│   └── templates
│       └── index.html
└── run.py

コードの記述

それではファイルが配置出来たと思うので実際に、ファイルの中身のコーディングを行います。

run.py

まずはメインディレクトリの直下にあるrun.pyの記述です。

このファイルはアプリケーションのエントリーポイントとなります、具体的には以下の内容を記述します。

from flask import Flask
from app.app import app

if __name__ == "__main__":
    app.run(host='0.0.0.0', port=5000, debug=True)

※ 実際の本番環境では debug=True を False に変更してください。

app.py

続いてappディレクトリ直下にあるapp.pyです。

app.py には、アプリケーションの動作を記述します。

from flask import Flask, request, render_template

app = Flask(__name__, static_folder='static', static_url_path='/app/static')

@app.route("/")
def index():
    return render_template("index.html", result=result)

if __name__ == "__main__":
    app.run(debug=True)

@app.route("/") はルートURL (/) にアクセスした際の処理を定義しています。

index.html

index.html には、実際にブラウザに表示される内容を記述します。

記述方法は普通のHTMLと同じです。

例として以下のHTMLファイルを使用します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>テスト</title>
</head>
<body>
<h1>テスト</h1>
<p>Hello world</p>
</body>
</html>