現在VPSでMisskeyを運営しているのですが、そこでpush通知の設定と自動再起動の設定をしたのでその備忘録です。
Push通知設定
設定の確認
初めに、各自の「設定」→「通知」の一番下にあるPush通知を確認すると以下のように「ブラウザかサーバーがプッシュ通知に非対応」となっているはずです。

Push通知の有効化
ここで、Node.jsとnpmが必要なのでインストールされていない方は以下のコマンドでインストールしてから開始してください。
インストール済みの方は飛ばして大丈夫です。
sudo apt update
sudo apt install nodejs npm -y
まず、運用しているVPSのターミナル上で以下のコマンドを実行します。
私の場合はDockerでMisskeyを動かしているのですが、その場合はDockerコンテナの外でコマンドを実行するのが良いと思います。
npx web-push generate-vapid-keys
上記を実行すると以下のように表示されると思います。
$ npx web-push generate-vapid-keys
=======================================
Public Key:
BF-So4e...............(エンコードされた公開鍵)
Private Key:
msaQl.................(エンコードされた秘密鍵)
=======================================
鍵が生成されたらMisskeyの管理アカウントにログインして「コントロールパネル」から「全般」の「ServiceWorker」をクリックします。
「ブラウザへのプッシュ通知を有効にする」をオンにします。
するとPublic keyとPrivate keyの入力欄があるので、そこに先程エンコードされた鍵を入力して保存します。

ここまで設定出来たら、キャッシュクリアかMisskey再起動をすると各自の設定でPsuh通知がオンに出来ると思います。
自動再起動設定
Misskeyを運営していると日に日にメモリ消費量が増加しており、実際に確認してみると以下のようになります。
MiB Mem : 3910.4 total, 366.3 free, 1994.0 used, 1862.4 buff/cache
MiB Swap: 2048.0 total, 1444.1 free, 603.9 used. 1916.4 avail Mem
若干メモリの空きに不安が残ります。
元々VPSはMisskey専用で借りた訳ではないので少しでも消費量は抑えたいです。
そこでMisskeyは長期間動かすとキャッシュ等によりメモリ消費量が多くなるので定期的な再起動により対策しようと思います。
cronの設定方法
自動再起動はcrontabで行います。
2日に1回午前4時半に再起動を行います。時間は全員が使わなそうな時間帯にすると良いと思います。
まず以下のコマンドを実行します。
crontab -e
そしたら以下の内容を追加します。時間やパスは自身のものに置き換えてください。
30 4 */2 * * cd /home/Misskey/misskey && /usr/bin/docker compose restart
Crontabでの時間設定
分 時 日 月 曜日 コマンド
フィールド | 意味 | 今回の設定値 |
---|---|---|
分 | 何分に実行するか | 30 → 30分 |
時 | 何時に実行するか | 4 → 午前4時 |
日 | 何日に実行するか | */2 → 2日に1回 |
月 | 何月に実行するか | * → 毎月 |
曜日 | 何曜日に実行するか | * → すべての曜日 |
これで自動更新の設定は完了です。それでは!
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